冥王星の公転周期は約248年です。 軌道が楕円であるため、ひとつの星座宮に滞在する期間はおよそ11~31年間くらいとバラつきがあります。 ひとつの星座宮に滞在する期間が長いため、 冥王星の影響による性格的特徴は、その世代全体に共通する特徴と見るべきでしょう。
冥王星は「再生」を司る星とされます。 既成概念の破壊、無の状態からの再生、新しい価値観の創造、などについてです。 海王星の位置からは、その世代に共通して起こる破壊と再生がどのような性質のものか、などを読み取ります。
生誕時、冥王星がかに座宮に入る人は、自分の家族や同胞を守るために、新しい価値観を創り出そうとする世代でしょう。 外敵から自分の家族や同胞を守るために、個を犠牲にしても団結して戦うことで新しい時代を築いていきます。
※冥王星が公式に発見されたのは1930年のことです。 それ以前の古代や中世の占星術では、冥王星は利用されていませんでした。 近代以降の占星術では、“より詳しく”占うために 冥王星を利用しますが、 2006年に冥王星が惑星から準惑星に降格されたことから、あえて利用しない場合もあります。