西洋占星術

生誕時、太陽がかに座宮に入る人は、他人への面倒見が良く、我慢強い性格の持ち主でしょう。 他人の世話をするのが好きで、相手が成長するのを愛情をもって優しく見守ります。 身内や仲間を守り育てることを自らの使命のように感じ、 特に大切なパートナーには自分のすべてを投げ出して尽くすことに喜びを見出します。

家庭や家族を大切にするタイプで、それをベースにして活動領域を広げていくようなところがあります。 故郷・地元・実家などに強い愛着があり、そこから離れることを嫌がります。 家庭や自宅が安心できる場所であることが、かに座にとっては大変重要と言えます。 いきなりポーンと知り合いのいない土地へ飛び出してしまうことは少ないでしょう。

外面的にはしっかり者で、社会やグループに適応して人付き合いもそつなくこなします。 仕事をきちんとこなしたい気持ちが人一倍強く、 常に自分の仕事やお客様に誠心誠意向き合おうとするプロ意識の高い人です。

一方で、内面的には繊細で、傷つきやすいところがあります。 すべてを投げ出して大切な人に尽くそうとする優しい心の持ち主ですが、裏を返せば相手に依存しやすいとも言えます。 こうした相手から裏切られたり、離れていかれると深く傷つき、なかなか立ち直ることができません。 過去の出来事がいつまでも忘れられず、何かの拍子にふとアタマをよぎって苦しくなることもあるでしょう。

プロ意識が高く仕事の手を抜かない人ですが、仕事仲間にも高いレベルを要求してしまうところがあります。 かに座の人からすると、それも相手に成長してほしいという願いからくる愛情表現なのですが、 要求レベルが高すぎると周りの人がついていけなくなることがあるかもしれません。